業務にいかせる心理の話

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#002 最高の生産性をあげる新リーダーシップの条件

こちらは2018年10月に弊社メールマガジンに掲載された記事の再掲です。

俺についてこい」では動かない人が多くなった現代。
そこで求められるリーダーシップとは何かという話題です。

子供にゲームを止めさせる方法

ゲームばかりしてないで、外で遊んできなさい!
子供を持つ家庭では良く見られる光景です。

携帯ゲームが普及した現代では、子供は外でもゲームをしています。
ゲームをするなと言っても、なかなか言うことを聞きません。

ところが2015年に、子供にゲームを辞めさせる方法が話題になりました。
その方法はゲームを強制労働にしてしまうという目から鱗の方法でした。

規則は以下のようなもの

ゲームの時間は無制限

ただし1日◯◯匹ゲットをノルマ

結果報告は毎日義務

義務を怠ったら叱責

その結果、最初は喜んでいた息子さんも段々ゲームに飽きてきて、無事、サッカー少年に転向しまったそうです。

大好きなゲームだって強制労働にされたら面白くないですものね。
いやはや、なんとも冷静な両親です。

目的より手段?手段より目的?

このゲームの例は、仕事にも置き換えられます。

あまりに厳しい管理をすると、人の意欲を奪い生産性を下げてしまう実例だからです。

「ノルマ」「結果報告」は手段でしかありません。
それが「業績や生産性の向上」という目的を阻害してしまう事はありえます。

ですから、物事の本質を冷静に分析し、発想の転換をする必要があります。

新リーダーシップの条件

プラハ交響楽団やモスクワ放送交響楽団など海外の楽団の指揮もする日本を代表する指揮者・飯森範親氏は「(指揮者は)冷静と情熱のバランスを保つことが最も大切な資質」と語っています。

特に、飯森氏は「オーケストラに余計なストレスをかけないこと」を意識しているそうです。

例えば、“さあ、うまくやるぞ!”という気持ちを込めた視線をメンバーに送ること は多々あります。ただし、指揮者に見られることでうまくいく人と、そうではない人とタイプは分かれますから、やはりこうした点もバランス感覚が求められる立場と言えますね」と語っています。

指揮者の役割は、個々のメンバーが力を発揮できるよう注意し、全体として最高の演奏ができるようにリーダーシップをとる事です。

過去80年代までは強烈な個性やカリスマ性でオーケストラを引っ張っていたのに対し、現代は各メンバーとうまく語り合える指揮者が求められています。

冷静にオーケストラを分析し、同時に、情熱的に全体を引っ張るのが、現代の指揮者に求められるスキルなのです。

リーダーシップの形が「俺についてこい型」から「で、どうしたいの型」に移行したようですね。

マインドック 鈴木貴子

マインドック

鈴木栄美子

フジテレビ・日本テレビほか、多数出演! 独立して18年。クライアントの9割が増益。反応率5倍や0から月商200万円、1億円から3億円などの実績。顧客心理の誘導で、高額商品がバンバン売れる集客コンサルタント。

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